真・女神転生
「真・女神転生」を現実体感に
ちょうど中二の頃、その世界観に深くのめり込んでいった「真・女神転生」。
数あるゲームタイトルの中で、「真・女神転生」ほど、プレイヤーの心を揺さぶり、トラウマとなる作品はない。
「真・女神転生」が描く世界は、仮想の枠を超えて、リアルな東京の姿として、僕らの日常に横たわっている。
知っている街、知らない東京、行ったことがない場所は電車を乗り継いで行ってみた。
目の前の日常か、非日常に転がり落ちる、等身大のボクの隣にある東京の神話。
多くのファンの間でいつも共有されている、そしてプレイヤーの人生にまで影響を与えている、あの「真・女神転生」の超リアルな仮想現実を、自分なら現実の体感に創造できる。
大きな目標が見えてきた僕は、ATLUS社へのコンタクトを開始する。自分の中に芽生えた使命感に従って。
DDS誕生
DDSブランドの意味
幸運にも、ATLUS社の様々な仕事に関わるようになった僕ですが、いよいよ使命を果たす、大きなチャンスが訪れます。
2017年ATLUS社よりメガテン25周年の節目に公式御用達のブランドを立ち上げるのはどうだろう。とお話をいただき、デザイナーに抜擢いただいたのです。
造形師として葛藤し続けた活動の意味。
「真・女神転生」という、自分にとって特別であり、尊いゲームの世界観。
同年。ついにブランドが立ち上がりました。
そして同時に、あちらの世界とこちらの世界が、ジュエリーを接点にリアルな体感として接続されたのです。
真・東京体感ブランド「DDS」の始動です。
空想体感作家として生きる
空想体感作家の意味
映画やアニメ、そしてゲーム名作の数々、夢想家や思想家が描く理想社会や予言社会。
それらは感動に満ち溢れています。
しかしながらそれらの鑑賞に体感は伴っていません。
その空想を実際に体験できるよう造形物を創作する。
それこそが、空想体感作家としての僕の使命なのです。